胸部の歪みは慢性的ストレス障害のもと
胸郭は胸椎12ヶ、左右24本の肋骨と胸骨で組み合わされ、玉子状の形体をなし、内臓の保護と充分な呼吸運動が、行わなければならない。
しかし、胸部には1 背骨の湾曲や猫背、2 捻じれや凹み、3 胸郭部の硬さ等の歪みは、胸部や横隔膜の動きが浅く、姑息な呼吸状態になり、肝、膵、胃等の内臓の血行を阻害し、ストレスを溜め込みやすい身体となる。
※尚この体操は会員、もしくは受講修了者が対象です。
正座又は、椅子に座り、右の写真のように両手を組み、上に挙げた手は固定した状態で背筋を伸ばし、胸郭部を左右に回してください。
左右大きめの、楕円運動になりますが、上記で、説明した歪みやストレス状態では、動作の片寄りや、円運動が意識できないときなどは、歪みが多くあることを表しています。
但し、腰痛の方は不可
詳細な動きを動画でもご覧いただけます。是非ご参考ください。
写真1のように、両足を下腹部に引き寄せ、呼吸を吐き、頭を上げながら顎を引く。写真2の状態から左右に倒し、腎臓の腫れや、硬さの有無を確かめ、異常が感じられなければ、次の動作に進んで下さい。
写真3のように、肘から手首を床につけると、動作が大きくなり、写真4のように起き上がることができ、休みを取りながら、運動が続けられます。
1~2分続けると胸椎9・10・11・12番が整骨され歪みが取り除かれ、腎臓、十二指腸等の機能が改善されます。
尚、中高齢者には転倒時にも、自然に顎を引くことが身につき、事故防止にもなります。