主宰 : 谷 鐡太郎(たに てつたろう)
柳生流柔術を学んだ父より、幼少から手ほどきを受ける。
日本躰道本院8段範士 / 空手道8段範士 / 東京都生涯学習センター登録講師 /
よみうり・日本テレビ文化センター講師 / 埼玉県スポーツリーダー登録指導者

 

現代、国民の7割は半健康体といわれ、社会人の多くは健康管理に大きな関心を持ち、社会体育、スポーツクラブ等の普及は目覚しいものがあります。

しかし、健康づくりと言いながら、競技スポーツを中心とした、片寄りがちな行動体力のみに関心があり、これは中高年者や普段運動していない方々には心臓や各諸器官に過度のストレスを掛けることになり、健康維持・体力増進には結びつかないことを知らなければなりません。

ここに紹介する健康体操は、整骨・整筋・リラックス運動・呼吸調息法等の各運動方法により、姿勢反射・平衡感覚・筋感覚(筋紡鍾)等の感覚諸器官の機能を高め、求心性の知覚中枢を刺激し、脳細胞の老化を防ぐと同時に、体内諸器官のバランスのとれた働きを促し、我々人間に備わった自然の治癒力・防衛体力(抵抗力)を活発に働かせ、又補うことによって健康体の保持増進を図ったものです。

長期にわたる片寄りがちな生活習慣や、運動不足、慢性的なストレス内臓疾患等は、心身の歪みとなって、色々 な形態で身体に表れてきます。主な歪みの特徴を8つ程ここでは紹介します。この整体体操は各部のアンバランスな状態を正しく矯正し、体に過度な負担を掛け ない、体にやさしい、運動方法です。

ヘルシーボディーチェック

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体操内容

姿勢を正しく整える体操
(伸展法)
この体操は、姿勢反射(鍾体外路系)神経を刺激し、緊張筋繊維の働きを促し、その一日の姿勢を正しく保持することができるものです。又、体全体を伸展させ ることにより、大脳中枢の働きを促し、精神活動を活発にし若々しさを保持するだけでなく、正しい思考、判断の源ともなる。
心身の疲労を解消する体操
(解筋法)
長期に渡る心身の過度の緊張は、骨格筋を萎縮させ心身の老化を早めるだけでなく、脳神経に過度の刺激をもたらし、脳を疲労させ自律神経の働きを低下し、体内諸器官のバランスを崩すことになります。
この解筋法は無理のない自然な体操法により、生体反応を活発にしバランスのとれた働きを促したものです。
各部の運動療法
(整体法)
我々の日常生活はある一定の環境の中で行われております。
長い間には同じ姿勢や動作が多く、発達する筋肉、退化する筋肉、骨格筋の不均衝等による体の歪み、又心身の長時間の緊張は筋肉を収縮させ、血液の循環が悪くなりますので、運動による矯正が必要です。
運動機能を高める対象
(基礎体力造り)
基礎体力はスポーツの為のものだけでなく、我々が日常生活に必要な余力のある体力を造っていかなければなりません。
それには無理のない楽しく持続できる運動が望ましく、呼吸器系・循環器系・神経系の機能を老化させること無く、保持するように勤めたいものです。
整理体操
(呼吸整体法)
運動やスポーツ等の過度な疲労や心身の緊張持続は、身体の老化を早めるだけでなく防衛体力(抵抗力)を弱めることになります。三十代からの運動は整理体操なしに考えられません。過度な疲労や体内バランスの崩れには、この整体法を実施してください。

☆ 5つの体操は「運動による健康管理」として、日常家庭で行うことが出来ます。現代の生活習慣病のもとともなる心身の過度の疲労やストレスを、無理なく解消していただくこと同時に、ストレスに対応する身体が出来ますので、健康に不安を感じている方や中高年者には、お奨めしたい体操です。