設立の趣旨
明治中期以降から我々現代人の歩行は、軍事教練等の団体行進のような手を前後に大きく振り、歩幅を調整し、歩調を合わせることが正常歩として定着してしまっているのが現状です。
この歩き方は速歩や走り出しには優れており、否定できるものではありません。しかし、個々の歩行は上記の歩き方とは異なり、左右の寛骨(骨盤)で交互に身 体を支え、その寛骨を伴って足を前に出し、カカトから着地するという、正しい運身が必要です。その為には身体のバランスを修正しながら歩行練習を行い、自 然に身に付けさせていくことが重要となります。
特に、筋力が著しく衰え、又、硬くなってくる中高齢からの歩行は自分自身で、しっかりと大地を踏みしめる歩き方が更に大切となり、歩行には歩行としての正しい法則があることを認識していかなければならないと考えております。
この法人は身近な地域からこの活動を推進し、寝たきり老人のいない社会を目指し、転倒防止から認知症に至るまで介護予防支援に役立てていく事を目的としております。
当会概要
●名称
特定非営利活動法人 正しい運身で転倒防止を進める会
2006年3月30日 NPO法人認可
●組織概要
会長 谷 鐵太郎 理事 近藤 常雄 理事 樽見 貴美子
理事 本橋 進 監事 中村 栄
●所在地
〒358-0021 埼玉県入間市高倉2-1-7
TEL 04-2962-6861
特長
- 器械(マシン等)器具をいっさい使わない運動療法
- 場所を選ばず気軽に出来る転ばぬためのからだづくり
- 身体の歪みを調整し、高齢者の健康を管理
- 当会、独自の整体操と正しい歩き方の指導法
- すぐに現場で役立つ実技中心の指導を行います
指導方針
主に、上記の立ち方、運身について、個人々の現在の歪をチェックしながら、身体にやさしいトレーニング法で除々に機能改善し、正しい歩き方を習得していくことを目的とし、転倒防止する正常歩づくりを目指して指導を行って参ります。
*一般の中高齢者への指導講習会を随時、行っていきます。
*介護予防運動指導員への講習会も現在企画中です。
正しい立ち方のためのチェックポイントの1例
- うなじを伸ばしておりますか?
- 猫背になっていませんか?
- 腰が反った状態になっていませんか?
- 足の長さは左右同じですか?
- O脚もしくはX脚ではないですか?
正しい運身のためのチェックポイントの1例
- 歩幅は狭くないですか?
- つま先を上げ踵で着地していますか?
- 一直線上を歩けていますか?
- 地面を足の指先でしっかり蹴れていますか?
- 腕はしっかり振れていますか?
- 足で大地を踏みしめていますか?